【詳細】
初版 荒俣宏 魔書 アントライオン 装丁 天野喜孝 メディアワークス刊

1996年1月5日初版 メディアワークス発行

人類の歴史に何度も現れた幾多の奇書のひとつに数えられる事を目して書かれた悪魔の黙示録。幻想が次々と現実に変わりはじめた現代に向けて、前世と現世に横たわる魔境の姿を描く。
これはファンタジーの世紀の終わりに現れた悪魔の黙示録である。人類の歴史には、途方もない知識と真理と―狂気を宿した「奇書」が、何度か現れた。ノストラダムスの「諸世紀」、アブドゥル・アルハザードの「ネクロノミコン」、ホルスアポロの「寓意図集」、大陰陽師・安倍晴明が参照した「金烏玉兎集」、聖徳太子の予言を記した「未来記」、そして―、いま、初めてベールを脱ぐ小説「魔書 アントライオン」。

荒俣宏
1947年東京生まれ。作家・博物学者。1985年に執筆を開始した『帝都物語』は、500万部を超える大ベストセラーに。膨大な知識を駆使してジャンルを超えた文筆活動を展開、テレビでも活躍中。

【状態】
経年劣化により焼け、シミ、カバーのスレ、汚れ、傷は御座いますが、概ね良好です。