第2次大戦時の米国陸軍航空部隊用に採用された実物のA-2フライトジャケット。製造メーカーはBronco MFG社製。サイズはUS42。このジャケットは、戦後、陸軍航空部隊が空軍として独立した後に、再支給されたもので、左肩のデカールは、ARMY AIR FORCEではなく、U.S. AIR FORCEになっています（＝６枚目の写真参照）。Air Depots（＝備品の倉庫）で、恐らく再染色されてU.S. AIR FORCEのデカールが施されたものと思われます。ライニングのタグ下に最初の所有者の名前が記入されており、左胸にはネームタグを外した跡に、再支給を受けた人の革製ネームタグが付けられています。再支給を受けたのは、ＷＷ２にも参戦したベテランのパイロットと思われ、朝鮮戦争にも再招集され、WW2時の部隊と朝鮮戦争時の部隊の両方のスコードロンを両胸に大きくペイントしているのだと思います。背面には、朝鮮半島と地名、３８度線、愛機と周辺国が全面に大きく描かれています。。綺麗にペイントが残っており、素晴らしいですね。まさに博物館級で、2011年頃に知り合いの米国人コレクターから購入して欲しいと頼まれたもので、もう１着の同じく朝鮮戦争時のA-2と合わせて購入したものです。これだけレア＆程度の良いものだったので、かなり高価でしたが、幸い円が強く何とか購入出来ました。今ならばとても無理ですね。革は恐らくBroncoのメインのゴートスキンではなく、少数生産したホースハイドだと思います。色はシールブラウンです。当時（含む再支給）の実物A-2としては、かなり程度の良い状態かと思います。革もしなやかで実際の着用も問題のないレベルです。ライニングは、気になる破れ等は見当たらず、とても良い状態と状態と言えるでしょう。ニット類はオリジナルかデポで交換されたかは不明。小さな穴はありますが良い状態です。ジッパーはオリジナルのCROWNで、問題なく動作しますが動きは渋いです（＝塗油してやると良いと思います）。バックペイントは一品もので、稀少＆貴重（＝特に当然ながら朝鮮戦争時のものはなおさらです）なので、着用も問題ないレベルのA-2ですが、コレクションとして愛玩して、次世代に伝えていってもらえればと思います。サイズは当時のＵＳ42。実寸で肩幅は４７ｃｍ、身幅（＝脇下～脇下）：約５３ｃｍ、袖丈：（肩から）約６１ｃｍ＆（脇下から）約４７ｃｍ。着丈（＝襟下からニット部分まで）約６２ｃｍです。なお落札された方から同じ状態で戻ってくる保証はないので、クレーム、返品は受け付けませんので、予めご了解のうえでご検討ください。