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古伊万里:仁清手古九谷唐草地紋花文香炉鍔縁三脚付
一脚が欠けてしまった
残り二脚を削った
粗い削り....
金継繕いの存在、忘れてた
お気に入り香炉のケガ、頭がパニックに
その状況、想像できそうだけど....
数百年前の誰かさんのお話、ですが...
仁清手古九谷、江戸前期の香炉
緑と金彩の唐草地紋
表裏窓絵に群青緑金彩の二種の花
鍔縁に群青の花地紋
お洒落な三脚器形、の一部が少し残っていて...
裏見込凸部の粗い削り跡、綺麗な緑釉が...
仁清手古九谷の魅力、まだまだ大丈夫、ですね!
日本初の色絵磁器、古九谷が有田で生まれた頃、
京都でも京焼、色絵陶器の仁清窯が始まりました。
その斬新なデザインは大人気商品だったみたいです。
人気のデザインをしっかり取り入れた仁清手古九谷、
かなりユニークな色絵磁器、だと思います。
所々に点在する釉下ジカンや使用による色スレ色無部
もありますが、
じーと見ている内に仁清手の魅力に惹き込まれ忘れ
てしまう...
そんな気持ちになりそうな方、に お勧めです。
ホームページをリニューアルしました。
時代によって変化する伊万里を、画像比較して、お楽しみ戴ければ、
と思っています。是非ご覧下さい。
時代 江戸前期、寛文期、1650-1670年代前後
口径 4.1cm(6.5全鍔縁)
全高 5.1cm(5.2)
状態 甘手により釉下ジカン所々に多少、画像参照
(甘手特有の黄染等多少)
(鍔縁底高台部側面鍔縁下15㎜程は少し多め)
(鍔縁から20〜30㎜前後のジカン多少、
(一見ニュー風の物も多少、爪にかからずジカンとします)
(ニューに近い物もある可能性有、許容範囲内と判断)
鍔縁角に1㎜強のアタリ有、ムシクイレベル、目立たず
傷ではありませんがご確認戴きたい詳細:
座りは一脚のみ1㎜弱の隙、それなりに安定
(片方を押し微かな揺れ程度、ランチンマット使用で解消)
(全高差画像参照)
三脚周囲は粗い削りで、薄い削げ部有、画像参照
使用による色スレ・色無部・濃淡斑多少、特に金彩
鍔縁に極小ムシクイ・凹凸・釉切多少
極小灰振・釉切・シワ・濃淡斑・凹凸多少
小さな色スレ濃淡削等、また、
三脚欠損周りの状態の説明が難しいです。
時代は保証ですが、状態は画像でご確認の上ご入札下さい。
お気になる点がございましたらお早めにご連絡下さい。
拡大画像、追加画像をお送りします。
ノークレーム・ノーリターンでお願いします。
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日本初の磁器生産は当時の富裕層、茶道を嗜む富裕層に歓迎されました。
(初期伊万里・古九谷に茶道具の名品か多くあります)
(当時高級な輸入品古染付、古染写しの名品も多くあります)
古九谷の時代、日本初の磁器、伊万里の器は高級品でした。
殆どの日本人が磁器の存在さえ知らなかった時代です。
(当時庶民の器は木製漆器、陶器が主流)
伊万里は、国内の一握りの富裕層、諸藩の藩主や豪商達に好まれました。
(大量需要により、驚異的な進歩を遂げたと考えられる)
(多種多様な器が大量に生産され需要に応えた)
(当時20客単位で出荷)
当時の古九谷は最上手からちょっと粗めの物迄、驚く程多く現代に受け
継がれています。
江戸初期に日本初の磁器が生産され伊万里と呼ばれました。
(1610年代)
江戸時代の伊万里全てを古伊万里と呼ぶことが多いです。
(現在の佐賀県有田周辺で作られ伊万里港から出荷)
古九谷は初期伊万里のすぐ後、寛文期前後に作られた色絵磁器です
驚異的な技術進歩により、日本初の色絵磁器が誕生しました
(1640年代)
色絵は古九谷、染付は藍九谷、錆釉は吸坂と呼びます。
また青磁釉・瑠璃釉・白磁は、古九谷の名称を上下いづれかに足し呼びます。
(他に金銀彩のみで文様を描いた古九谷金銀彩)
様々な技術や様式が生まれ淘汰された興味深い時代です
(1640年~1670年代前後)
後の柿右衛門様式は、古九谷のすぐ後、延宝期に確立されたと言われています。
柿右衛門様式の登場で、古九谷は役目を終え終了します。
なぜこの時代の伊万里が古九谷と呼ばれているのでしょうか?
半世紀程前迄古九谷は、石川県の焼き物、江戸時代の九谷焼と言われていました。
昭和20年代、古九谷と呼ばれる焼き物が、実は佐賀県有田で作られたものではな
いかという説が登場し、九谷説と有田説の論争が始まりました。
「九谷論争」です。
有田説は、江戸時代、海外へ輸出された伊万里の古九谷との共通性にありました。
有田説を支持する説が諸外国でも登場します。
その後、考古学的に生産地遺跡の発掘調査が双方で行われました。
素地の化学分析が行われた結果、有田説で終結しました。
終結後も古九谷の名称は残りました。
ただ、その後も調査は続いています。
疑問点がまだあり、今後の研究により更に詳細が解明されればと思います。
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追加画像、また追加説明等させて頂きます。
お客様ご利用のパソコン等の色彩問題も考えられますのでご注意下さい。
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