1982年に発売 当時の定価40,000円(ペア)

【オーディオの足跡】より

ハニカム平面振動板を採用したA５版サイズのスピーカーシステム。
 低域には12cmハニカム平面ウーファーを搭載し

高域には2.8cmハニカム平面トゥイーターを搭載しています。
 フロントバッフルはオーバル(楕円)断面とし

回折効果による周波数特性の乱れを解消しています。
 また、ダイカストキャビネットを採用することで、防磁体策を徹底しています。
 入力端子は、インピーダンス4Ωと8Ωを使い分け可能です。
 通常は高能率再生のため4Ωを使用し他のスピーカーとパラレル接続する場合は

8Ωを使えばアンプに過大な負担がかかりません。

【背 景】

テレビを購入したら 

あまりの音の悪さに外部スピーカーとして重量のある製品をと探したところ 

学生時代に憧れのコンサイスコンポのスピーカーの

キャビネットがアルミダイキャスト製であることを思い出しレストアを行い使用

レストアの面白さに気づき

このスピーカーシリーズが現在販売されている(中古を含む)スピーカーに比べて 

劣化(ウーファーのエッジ・キャビネットなど)が少なくレストアに向いていることから 

NETで経年劣化が少なく・程度の良いものを 時間をかけて探し購入しました。

【出品のSB-F1mk2について】

各ユニットが問題なく正常であることを確認

アンプに繋げて音楽がチャント鳴ることを確認

慎重に分解しキャビネットには 割れ・欠け・変形が無いことを確認

吸音材もオリジナル品が片方1個ずつ入ってます(オリジナルのまま)

前後キャビネット間のガスケットも切断・変形・ベタ付き硬化が無いこと確認

【外 観】

部品ごとに清掃と洗浄し

キズをパテ埋め

細かいキズ修正と塗装のりが良くなるように全体にサンドペーパーかけ

脱脂処理

サーフェサー(下地塗装)２回

マットブラック(艶消し黒)２回

ただし、バックパネルは品番・仕様などのラベルがあるのと

構造が複雑でスプレー塗装が複雑になるので一部マスキングを行い

オリジナル塗装のままになっております。

パンチングメタル製の保護ネット

1ヶ所の凹みを修正

サビ落とし兼塗装のりが良くなるように全体にサンドペーパーかけ

脱脂処理

サーフェサー(下地塗装)２回

マットブラック(艶消し黒)２回

塗装後、1週間の硬化時間をとっています。

※注意事項

メーカーでの厳重な作業と品質管理・プロの職人の仕事ではないことを

ご理解の上 写真を参考にして下さい。

【音質改善】

①   音質において悪名高きサーマルプロテクターのパス。

②   ネットワークからツィーターまでの配線をモンスターケーブルXPに変更

③   ネットワークからウーファーまでの配線をモンスターケーブルXPに変更

④   各ネジが緩んでいたので増し締め

上記①～④の作業により音質が良くなりました 

特にウーファーの受け持つ低域が力強くメリハリが出て

若干ですが低域まで延びるようになりました。

ツィーターの受け持つ高域はモンスターケーブルXPに変更した影響で

粒立ちが良くなりました。

ヤマト便の受取人払いにて発送させて頂きます。

レストア完了後、数日間の音出しテストしましたのでNC・NRにてお願い致します。