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本/中島誠之助の.古伊万里.物語り/8寸皿.7寸皿.6寸皿.長皿.飯碗.小碗.猪口/中島コレクションとは/蛸唐草.花唐草.白抜唐草.総唐草/箱書/茶道

本/中島誠之助の.古伊万里.物語り/8寸皿.7寸皿.6寸皿.長皿.飯碗.小碗.猪口/中島コレクションとは/蛸唐草.花唐草.白抜唐草.総唐草/箱書/茶道[浏览Yahoo!拍卖页面]

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卖方资料

雅虎卖家:kametugu收藏卖家

卖家评价:6166 6
店铺卖家:个人卖家
发货地址:兵庫県

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三边和 运费
60厘米 ¥45
80厘米 ¥56
100厘米 ¥68
120厘米 ¥79
140厘米 ¥90
160厘米 ¥101

以上仅供参考,具体以卖家规定为标准

商品参数

  • 拍卖号: s1127431275
    开始时的价格:¥75 (1500日元)
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    结束时间:
    提前结束: 有可能
    商品成色: 二手
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●●「中島誠之助コレクションとは」・・・●●

●「蛸唐草に寄せて」・・・●

◆蛸唐草の壺・(高23.3cm)  。

 




●●「中島誠之助コレクションとは」・・・●●

●「蛸唐草に寄せて」・・・●

◆蛸唐草の瓶・(高33.2cm)  。
◆蛸唐草の瓶・(高22.4cm)  。
◆蛸唐草の瓶・(高26.5cm)  。

★蛸唐草というのは平面に描いてあるとやや下手趣味のものですが・瓶のように曲面に描かれる
 と生き生きするんですね。蛸唐草を描いた人達は・曲面を埋めていく文様として蛸唐草を開発
 し・デザインを考えたのではないかと思います。とくに古い時代の蛸唐草というのは・鉄道の
 レールのように二本の細い線を引いて・その中をダミ筆で埋め込んでいく。ここにあるのはま
 さにそういう描き方をしています。おそらく十七世紀の終わりから十八世紀の初頭・伊万里と
 いうものが高級品から日用品に移っていくその最盛期につくられたものだと思います   。
 大きいほうは・首の上部が白地になって炎のように抜けて・上に広がりがある。そこが見所で
 ・あえて首に白地を残したというところに・描いた人の技術的高さを感じます。これは・静岡
 県の小さな町で骨董の競り市があるというので・出かけていったんですが・そこの業者が・「
 中島さん・この瓶が出ていることを知って来たんでしょう」・という。全然知らなかったんで
 すが・私は非常に勘がいいというか・運が強い男で偶然出くわすということが多い。これは最
 たるものです。                                  。
 隣の小さな鶴首瓶は高かったですね。五十万円だったと思います。何とか手元に残すために・
 五十五万円で自分の店から買いました。それも月賦で。支払いに大変苦労したけれど・いま思
 うと残して良かった。これは私が持っている蛸唐草の中でもお気に入りのものです。   。

ー”画像・1”ー

●「洗練された美しさを持つ染付でなければならない」・・・●

◆白抜唐草の輪花皿・(口径25.4cm)。

 ★これは周りが花唐草で・見込みが蛸唐草の透かし・逆唐草とか逆蛸とかいわれる文様です。
  縁の輪花がくっきりしていて・大きさもいいですよね。おそらく十七世紀の終わりから十八
  世紀初頭にかけて・染付の作品が一番の頂点に達したときの手だと思います。もとは十枚あ
  ったと思いますが・後にも前にもこの皿は見たことがありませんので・これ一枚しか残って
  いないのでしょう。これに出会ったのは・「陶説」・の編集長だった村山武氏に随筆を頼ま
  れ・神田駿河台の編集室まで原稿を届けにいった帰りでした。骨董街という看板のあるビル
  があるので入っていったら・一件のケースにこの皿が飾ってあって・「非売品」・としてあ
  る。ところが女主人が・「あなたなら売ってあげる」・というんですね。お客を選んでいた
  お眼鏡にかなったのか・それとも私があまりにも欲しいという顔をしていたからでしょうか
  。ともあれ・この皿があるから・中島コレクションは光るのではないかと思っている・第一
  級の皿です。                                  。

◆花唐草の皿・(五枚)・口径21.0cm。

 ★花唐草としては白眉の皿で・宝永三年の箱が有ります。宝永というと元禄の次で十八世紀初
  頭です。これは高かった。ある若手の業者に見せられた時は・十枚揃いで・70万円といわ
  れたんです。いまから二十年前です。古伊万里染付の皿でこんな高いものは初めてでした。
  木と木の間に反古紙でつくった輪をはさんで積んであって・箱の周りにも和紙でくるんだ藁
  づとが入れてあるんですよ。箱も重厚でいい。錦手のものが全盛期の頃でしたけれど・錦手
  に比べて一歩も譲らないだけの感性を持っている。なんとしても欲しいと思いましたが・一
  人では買えないわけです。それを四国のコレクターのご婦人に半分持ってもらって・五枚だ
  け私がおさえたものです。いつか十枚そろえたいと思って・あてがいの輪は十個・昔のまま
  とってあります。高かった思い出のほうが強いけれども・高いものはいいものであり・いい
  ものは高いという鉄則を証明するものです。                    。

 




●●「中島誠之助コレクションとは」・・・●●

◆獅子花唐草の長皿・(9.2×21.3cm)   。

 ★獅子を織り込んだ花唐草は・獅子花唐草といって・花唐草では一番上手です。これも生まれ
  たときは十枚のセットだったでしょうけど・私が手に入れた時にはすでに一枚で・「酒井田
  柿右衛門製・獅子模様長皿」・と書いた古い箱にはいっていました。その箱もグズグズにな
  っていたので・外箱をつくって二重箱にしました。これもどこかの競り市に・「初品」・で
  出てきた皿で・比較的安かったと思います。というのも当時・この手の皿が出れば必ず中島
  が買い落すというふうになってましたから、競っても無駄だろいうので皆が黙ってしまって
  ・私が一声で非常に安く買えたという感じです。小品ですけれど・格調の高い素晴らしいも
  のです。                                    。

◆獅子花唐草に見込花鳥文の平鉢・(口径34.0cm)。

 




●●「中島誠之助コレクションとは」・・・●●

●「暮らしの中で使える器であること」・・・●

◆白抜唐草の蓋付碗 ・(口径12.5cm・高6.8cm)。
◆花唐草の菊花形向付・(口径16.5cm・高6.0cm)。
◆花唐草の菱形皿  ・(五客・9.3×10.8cm)  。
◆花唐草の小碗。  ・(口径7.5cm・高4.8cm) 。
◆柳文の筒形猪口  ・(口径4.9cm・高6.3cm) 。

 




●●「中島誠之助コレクションとは」・・・●●

◆蛸唐草の皿・(五枚・口径18.8cm)        。

 ★総唐草といって蛸唐草で全面を埋めつくした・五枚組の皿です。これがいわゆる古伊万里染
  付ブームをおこし・値段が高騰するきっかけとなった品物なんです。1980年頃・東京美
  術倶楽部のオークションに出品されました。当時の相場で15万~20万円くらい。そこで
  私が20万円で買い取ろうと競りをかけたら・誰かが21万円という。私たちのような業者
  の世界では・20万円と先手されたら最低でも25万円と槍を突いていかなくちゃいけない
  もんですが・40万円までいってもまだ・1万円ずつ私にくっついてくるんですね。なんて
  素人くさい槍なんだろうと思ったら案の定・中島が買う物に間違いないと踏んだ・素人から
  入門した業者だったんですね。私は江戸っ子の意地があり・染付をここまで育ててきた顔と
  いうものがありますから・徹底的に競ってやろうと・相場も商売も度外視して60万円まで
  競りあげたんです。そしたら向うが止めた。ところがそのあと出品した大阪の若い業者が・
  「それでは売れません」・ときた。びっくりしましたね。人の足元を見るにもホドがあると
  思って・「それじゃ65万円で売っときなさい」・と叱り飛ばして買いました。そこにいた
  二百五十人くらいの同業者は・20万もしないものが65万円になったんでびっくりしまし
  たよ。それから古伊万里染付の値段が一気に高くなったんです。そのあとが大変だった 。
  店には相場の25万円で出しましたが・買ってくれる人はいないので・私の生活費の中から
  苦面して・歯がみしながら手元に残しました。それでもやはり自分の商売の見識と意地を貫
  いたのは・私はいいことだったと思っています。                  。

 




●●「うちの食卓を飾った多彩な染付です」・・・●●

 




●●「愛すべき思い出の古伊万里です」・・・●●

◆草花文の徳利・(高15.8cm)            。

 ★口が細いところから見ると・液体を入れたものではなく・おそらく御幣を指して神棚に一対
  で上げたものだろうと思います。昔は初期伊万里に属していたようですが・やはり十八世紀
  初頭くらいの古伊万里の徳利でしょう。鶴首の可愛らしい姿がいいですね。私がまだ古伊万
  里を扱う前に・神谷町の同業者が持っていて3万円でした。その頃の三万円というとひと月
  分の家賃でしたから高かったんですが・ポケットマネーで買いました。その後どうしても譲
  ってくれという人が現われて売ってしまったんですが・それから十年くらい経って・その方
  が不要になったというので慌てて買い戻して・それ以降はうちにあるものです。私の持って
  いる品物は・大体メリハリがきいていて・あまり可愛くないものが多いのですが・その中に
  こういう徳利があると非常に心がなごむので・花を一輪挿していつもテーブルの真ん中に置
  いておきます。プライベートコレクションとして・一度は手離したけれど・ずっと手元に置
  いている牢名主格のものです。                          。

◆蛸唐草の鉄獎茶碗・(口径16.0cm・高6.5cm)。

 ★鉄獎茶碗というのはお歯黒の鉄獎をつける時に口をすすぐ茶碗です。表裏一面に蛸唐草が書
  いてありますから・蛸唐草のマニアが喜ぶ茶碗です。東京美術倶楽部の正札会で・老舗の茶
  道具商がお茶碗ばかりいっぱい並べているなかに・この鉄獎茶碗があって・値段は1万円。
  その頃どう考えても30万円くらいしたものですから・破格の安値です。当時は開会1時間
  前から並びました。じつは前日に・玄関から鉄獎茶碗の展示してあるところまで何秒で走れ
  るか予行演習をしておいたんです。並んでいると横に若い業者がいて・こっちを見てる 。
  お互いにあの鉄獎茶碗を狙っているんじゃないかと気配を察して・オープンの鐘を聞くと二
  人で脱兎のごとく階段を駆け上がりました。彼のほうが若かったから足が早くて・先に鉄獎
  茶碗をつかんだ。私はその下の短冊をとった。じつは正札会というのは品物ではなく正札の
  短冊を持った人に所有権がある。そしたら彼は勢い余って・隣にあった京焼の茶碗を蹴飛ば
  して・割ってしまった。その青年は真っ青になって・「僕じゃない」・というので・私が割
  れた3万5千円の茶碗と両方買いました。その時に・「割ったのは僕です」・とでもいえば
  ・鉄獎茶碗の権利をくじ引きしようと私も妥協したでしょうがね。これは後日談がありまし
  て・その割れた茶碗をきれいに金繕いをしたら・5万円で売れちゃったんですよ。面白かっ
  たです。力比べでなくて・技比べ・頭比べで勝利したコレクションですね。      。

 

Auction Templates オクのミカタ [ヤフオクの商品追加画像をカンタンに追加].


■■茶道誌■■  ■■『なごみ』■■  ■■『中島誠之助の古伊万里物語り』■■  ■■初期伊万里/古伊万里■■  ■■「中島誠之助コレクションとは」■■  ■■「蛸唐草に寄せて」―蛸唐草の壺/蛸唐草の瓶■■  ■■「洗練された美しさを持つ染付でなければならない」―白抜唐草の輪花皿・(逆唐草・逆蛸)/花唐草の皿/獅子花唐草の長皿/獅子花唐草に見込花鳥文の平鉢■■  ■■「暮らしの中で使える器であること」―白抜唐草の蓋付碗/花唐草の菊花形向付/花唐草の菱形皿/花唐草の小碗/柳文の筒形猪口/蛸唐草の皿■■  ■■「うちの食卓を飾った多彩な染付です」―向付/皿/鉢■■  ■■「愛すべき思い出の古伊万里です」―草花文の徳利/蛸唐草の鉄獎茶碗/鶴丸の大皿■■  ■■「古伊万里のたたずまい」―石森いづみ・(フードスタイリスト)■■  ■■「古伊万里にみせた・いい仕事」―伊万里焼の歴史/中島コレクションの魅力■■  ■■蛸唐草・(総蛸唐草・白抜蛸唐草)/花唐草・(総花唐草)■■  ■■茶道/道具■■  ■■以下詳細をご覧下さい!!■■




■■『茶道誌』・・・■■



●●『なごみ』・・・●●

**”(2001年8月・通巻第260号)”**



―”特集”―

■■『中島誠之助の古伊万里物語り』・・・■■

**”(39頁) ”**

★テレビや小誌でもおなじみの・中島誠之助さんが・三
 十年以上にわたって蒐集された古伊万里染付が・現在
 ・東京渋谷区の戸栗美術館で公開されています。
 題して・「古伊万里染付の華―中島誠之助コレクショ
 ン― 」。
 ここでは・その出陳品の一部を・中島さん自身の言葉
 で紹介していただきます。

   ◆中島家の玄関に飾られた・獅子牡丹文皿。



■発行日=平成18年8月1日。
■発行所=株式会社・淡交社。
■サイズ=18×25.5cm。
■定価=840円。
■状態=美品。
  ●表紙に、多少のキズ・ヤケが有ります。
  ●本誌内に・多少のヤケが見えますが
  ●大きなダメージは無く
  ●年代的には良い状態に思います。



◆◆注意・・・◆◆

 ★発行日より・経年を経て下りますので、
  コンディションに係らず・古書で有る事を
  充分に御理解の上・入札下さい。

 ★神経質な方は入札をご辞退下さい・・!!



●全・128頁・・・!!



●特集の・・・!!

  ◆「中島誠之助の古伊万里物語り」・は・39頁。



●蒐集・資料などの・参考に・・・!!



●探されていた方は・この機会に・・・!!



●以下・詳細をご覧ください・・・!!

  ◆掲載案内は・抜粋し掲載して下ります。

  ◆掲載内容は・Q&Aより・問い合わせ下さい。

  ◆数字記載は目視です・間違いは御容赦下さい。



●掲載を抜粋紹介し・「タイトル」・と致します。



●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



―”特集”―

■■『中島誠之助の古伊万里物語り』・・・■■

―”撮影・鈴木直人”―

**”(約・39頁) ”**


●●『中島誠之助コレクションとは』・・・●●

**”(解説・寸法・他) ”**


●「蛸唐草に寄せて」・・・●

  ◆蛸唐草の壺。
              ・高23.3cm。

  ―”用語解説”―

     ★文化文政。

  ◆蛸唐草の瓶・(3点)。
              ・高33.2cm。
              ・高22.4cm。
              ・高26.5cm。
              ・(同・箱)。

   ★蛸唐草というのは平面に描いてあるとやや下手
    趣味のものですが・瓶のように曲面に描かれる
    と生き生きするんですね。
    蛸唐草を描いた人達は・曲面を埋めていく文様
    として蛸唐草を開発し・デザインを考えたので
    はないかと思います。
    とくに古い時代の蛸唐草というのは・鉄道のレ
    ールのように二本の細い線を引いて・その中を
    ダミ筆で埋め込んでいく。
    ここにあるのはまさにそういう描き方をしてい
    ます。
    おそらく十七世紀の終わりから十八世紀の初頭
    ・伊万里というものが高級品から日用品に移っ
    ていくその最盛期につくられたものだと思いま
    す。

    大きいほうは・首の上部が白地になって炎のよ
    うに抜けて・上に広がりがある。
    そこが見所で・あえて首に白地を残したという
    ところに・描いた人の技術的高さを感じます。
    これは・静岡県の小さな町で骨董の競り市があ
    るというので・出かけていったんですが・そこ
    の業者が・「中島さん・この瓶が出ていること
    を知って来たんでしょう」・という。
    全然知らなかったんですが・私は非常に勘がい
    いというか・運が強い男で偶然出くわすという
    ことが多い。
    これは最たるものです。

    隣の小さな鶴首瓶は高かったですね。
    五十万円だったと思います。
    何とか手元に残すために・五十五万円で自分の
    店から買いました。
    それも月賦で。
    支払いに大変苦労したけれど・いま思うと残し
    て良かった。
    これは私が持っている蛸唐草の中でもお気に入
    りのものです。

  ―”用語解説”―

      ★ダミ筆。


●「洗練された美しさを持つ染付でなければならない」●

  ◆白抜唐草の輪花皿。
              ・口径25.4cm。

   ★これは周りが花唐草で・見込みが蛸唐草の透か
    し・逆唐草とか逆蛸とかいわれる文様です。
    縁の輪花がくっきりしていて・大きさもいいで
    すよね。
    おそらく十七世紀の終わりから十八世紀初頭に
    かけて・染付の作品が一番の頂点に達したとき
    の手だと思います。
    もとは十枚あったと思いますが・後にも前にも
    この皿は見たことがありませんので・これ一枚
    しか残っていないのでしょう。
    これに出会ったのは・「陶説」・の編集長だっ
    た村山武氏に随筆を頼まれ・神田駿河台の編集
    室まで原稿を届けにいった帰りでした。
    骨董街という看板のあるビルがあるので入って
    いったら・一件のケースにこの皿が飾ってあっ
    て・「非売品」・としてある。
    ところが女主人が・「あなたなら売ってあげる
    」・というんですね。
    お客を選んでいたお眼鏡にかなったのか・それ
    とも私があまりにも欲しいという顔をしていた
    からでしょうか。
    ともあれ・この皿があるから・中島コレクショ
    ンは光るのではないかと思っている・第一級の
    皿です。

  ◆花唐草の皿・(五枚)。
              ・口径21.0cm。

   ★花唐草としては白眉の皿で・宝永三年の箱が有
    ります。
    宝永というと元禄の次で十八世紀初頭です。
    これは高かった。
    ある若手の業者に見せられた時は・十枚揃いで
    ・70万円といわれたんです。
    いまから二十年前です。
    古伊万里染付の皿でこんな高いものは初めてで
    した。
    木と木の間に反古紙でつくった輪をはさんで積
    んであって・箱の周りにも和紙でくるんだ藁づ
    とが入れてあるんですよ。
    箱も重厚でいい。
    錦手のものが全盛期の頃でしたけれど・錦手に
    比べて一歩も譲らないだけの感性を持っている。
    なんとしても欲しいと思いましたが・一人では
    買えないわけです。
    それを四国のコレクターのご婦人に半分持って
    もらって・五枚だけ私がおさえたものです。
    いつか十枚そろえたいと思って・あてがいの輪
    は十個・昔のままとってあります。
    高かった思い出のほうが強いけれども・高いも
    のはいいものであり・いいものは高いという鉄
    則を証明するものです。

  ◆獅子花唐草の長皿。
              ・同・箱書。
              ・9.2×21.3cm。

   ★獅子を織り込んだ花唐草は・獅子花唐草といっ
    て・花唐草では一番上手です。
    これも生まれたときは十枚のセットだったでし
    ょうけど・私が手に入れた時にはすでに一枚で
    ・「酒井田柿右衛門製・獅子模様長皿」・と書
    いた古い箱にはいっていました。
    その箱もグズグズになっていたので・外箱をつ
    くって二重箱にしました。
    これもどこかの競り市に・「初品」・で出てき
    た皿で・比較的安かったと思います。
    というのも当時・この手の皿が出れば必ず中島
    が買い落すというふうになってましたから、競
    っても無駄だろいうので皆が黙ってしまって・
    私が一声で非常に安く買えたという感じです。
    小品ですけれど・格調の高い素晴らしいもので
    す。

  ―”用語解説”―

      ★初品。

  ◆獅子花唐草に見込花鳥文の平鉢。
              ・口径34.0cm。


●「暮らしの中で使える器であること」・・・●

  ◆白抜唐草の蓋付碗。
              ・口径12.5cm。
              ・高6.8cm。

  ◆花唐草の菊花形向付。
              ・口径16.5cm。
              ・高6.0cm。

  ◆花唐草の菱形皿・(五客)。
              ・9.3×10.8cm。

  ◆花唐草の小碗。
              ・口径7.5cm。
              ・高4.8cm。

  ◆柳文の筒形猪口。
              ・口径4.9cm。
              ・高6.3cm。

  ◆蛸唐草の皿・(五枚)。
              ・口径18.8cm。

   ★総唐草といって蛸唐草で全面を埋めつくした・
    五枚組の皿です。
    これがいわゆる古伊万里染付ブームをおこし・
    値段が高騰するきっかけとなった品物なんです。
    1980年頃・東京美術倶楽部のオークション
    に出品されました。
    当時の相場で15万~20万円くらい。
    そこで私が20万円で買い取ろうと競りをかけ
    たら・誰かが21万円という。
    私たちのような業者の世界では・20万円と先
    手されたら最低でも25万円と槍を突い
    ていかなくちゃいけないもんですが・40万円
    までいってもまだ・1万円ずつ私にくっついて
    くるんですね。
    なんて素人くさい槍なんだろうと思ったら案の
    定・中島が買う物に間違いないと踏んだ・素人
    から入門した業者だったんですね。
    私は江戸っ子の意地があり・染付をここまで育
    ててきた顔というものがありますから・徹底的
    に競ってやろうと・相場も商売も度外視して6
    0万円まで競りあげたんです。
    そしたら向うが止めた。
    ところがそのあと出品した大阪の若い業者が・
    「それでは売れません」・ときた。
    びっくりしましたね。
    人の足元を見るにもホドがあると思って・「そ
    れじゃ65万円で売っときなさい」・と叱り飛
    ばして買いました。
    そこにいた二百五十人くらいの同業者は・20
    万もしないものが65万円になったんでびっく
    りしましたよ。
    それから古伊万里染付の値段が一気に高くなっ
    たんです。
    そのあとが大変だった。
    店には相場の25万円で出しましたが・買って
    くれる人はいないので・私の生活費の中から苦
    面して・歯がみしながら手元に残しました。
    それでもやはり自分の商売の見識と意地を貫い
    たのは・私はいいことだったと思っています。



●●『うちの食卓を飾った多彩な染付です』・・・●●


●「向付」・・・●

  ◆蛸唐草八角向付・(五客)。
              ・口径18.8cm。
              ・高7.0cm。

 ―”用語解説”―

     ★錦手。

  ◆桜川文様の変形向付・(五客)。
              ・口径15.0cm。


●「皿」・・・●

  ◆鹿と山水の輪花大皿。
              ・口径41.2cm。

  ◆山水と花の隅切皿。
              ・40.4cm角。

  ◆鹿子唐草の六角皿。
              ・22.5×26.0cm。
  ◆鷺の長皿・(五枚)。
              ・11.3×20.2cm。

  ◆蛸唐草に見込柘榴文の輪花皿。
              ・口径21.6cm。


●「鉢」・・・●

  ◆網目の鉢。
              ・口径28.0cm。
              ・高10.0cm。

  ◆矢羽根の筒形向付。
              ・口径7.3cm。
              ・高8.0cm。

  ◆李白の詩文鉢。
              ・口径21.3cm。
              ・高11.7cm。

  ◆牡丹唐草の平鉢。
              ・口径26.8cm。
              ・高9.3cm。

  ◆草花と楼閣山水文の大鉢。
              ・口径37.0cm。
              ・高17.4cm。

  ◆七宝の三段重。
              ・口径14.5cm。
              ・高22.0cm。

  ◆線描の花文盃洗。
              ・口径15.4cm。
              ・高22.0cm。


●●『愛すべき思い出の古伊万里です』・・・●●

  ◆草花文の徳利。
              ・高15.8cm。

   ★口が細いところから見ると・液体を入れたもの
    ではなく・おそらく御幣を指して神棚に一対で
    上げたものだろうと思います。
    昔は初期伊万里に属していたようですが・やは
    り十八世紀初頭くらいの古伊万里の徳利でしょ
    う。
    鶴首の可愛らしい姿がいいですね。
    私がまだ古伊万里を扱う前に・神谷町の同業者
    が持っていて3万円でした。
    その頃の三万円というとひと月分の家賃でした
    から高かったんですが・ポケットマネーで買い
    ました。
    その後どうしても譲ってくれという人が現われ
    て売ってしまったんですが・それから十年くら
    い経って・その方が不要になったというので慌
    てて買い戻して・それ以降はうちにあるもので
    す。
    私の持っている品物は・大体メリハリがきいて
    いて・あまり可愛くないものが多いのですが・
    その中にこういう徳利があると非常に心がなご
    むので・花を一輪挿していつもテーブルの真ん
    中に置いておきます。
    プライベートコレクションとして・一度は手離
    したけれど・ずっと手元に置いている牢名主格
    のものです。

 ―”用語解説”―

     ★初期伊万里。

  ◆蛸唐草の鉄獎茶碗。
              ・口径16.0cm。
              ・高6.5cm。

   ★鉄獎茶碗というのはお歯黒の鉄獎をつける時に
    口をすすぐ茶碗です。
    表裏一面に蛸唐草が書いてありますから・蛸唐
    草のマニアが喜ぶ茶碗です。
    東京美術倶楽部の正札会で・老舗の茶道具商が
    お茶碗ばかりいっぱい並べている
    なかに・この鉄獎茶碗があって・値段は1万円。
    その頃どう考えても30万円くらいしたもので
    すから・破格の安値です。
    当時は開会1時間前から並びました。
    じつは前日に・玄関から鉄獎茶碗の展示してあ
    るところまで何秒で走れるか予行演習をしてお
    いたんです。
    並んでいると横に若い業者がいて・こっちを見
    てる。
    お互いにあの鉄獎茶碗を狙っているんじゃない
    かと気配を察して・オープンの鐘を聞くと二人
    で脱兎のごとく階段を駆け上がりました。
    彼のほうが若かったから足が早くて・先に鉄獎
    茶碗をつかんだ。
    私はその下の短冊をとった。
    じつは正札会というのは品物ではなく正札の短
    冊を持った人に所有権がある。
    そしたら彼は勢い余って・隣にあった京焼の茶
    碗を蹴飛ばして・割ってしまった。
    その青年は真っ青になって・「僕じゃない」・
    というので・私が割れた3万5千円の茶碗と両
    方買いました。
    その時に・「割ったのは僕です」・とでもいえ
    ば・鉄獎茶碗の権利をくじ引きしようと私も妥
    協したでしょうがね。
    これは後日談がありまして・その割れた茶碗を
    きれいに金繕いをしたら・5万円で売れちゃっ
    たんですよ。
    面白かったです。
    力比べでなくて・技比べ・頭比べで勝利したコ
    レクションですね。

  ◆鶴丸の大皿。
              ・口径52.5cm。


**”以下・白黒”**


●●『古伊万里のたたずまい』・・・●●

**”石森いづみ・(フードスタイリスト)”**

●青山通りのイージーライダー・中島誠之助に遭う。

●古伊万里でひろがった料理の世界。



●●『古伊万里にみせた・「いい仕事」』・・・●●

**”北嶋唯男・(東洋陶磁学会会員)”**


●「伊万里焼の歴史」・・・●

  ◆古伊万里の誕生。

  ◆中国磁器の影響。

  ◆伊万里津陶商の役割。

  ◆古伊万里の文様。


●「中島コレクションの魅力」・・・●

  ◆「中島美術店」・で養われた眼。

  ◆新しい商品・古伊万里染付の食器。

  ◆「骨董屋からくさ」・の開店。

  ◆古伊万里染付の普及とコレクションの完成。



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