【真作】【WISH】野間仁根「薔薇」油彩 4号 ◆鮮やかな色彩美・貴重薔薇図名画 　　〇物故巨匠 一陽会創立会員 元二科会会員 #24062773

1901-1979 一陽会創立会員の洋画家、元二科会々員、愛媛県生まれ、東京美術学校西洋画科卒業、1928年第15回二科展にて樗牛賞を受け、29年第16回二科展にて二科賞を授賞、また、31年佐藤春夫作『むさしの少女』の挿絵を描いたのをはじめ、坪田譲治作『風の中の子供』(36年)井伏鱒二作『花の街』(42年)などの新聞連載小説の挿絵にも戦後まで腕をふるった、きらびやかな色彩と骨太な筆触でユーモラスで幻想的な画風を築いた

野間仁根（1901-1979）は、日本の洋画家で、一陽会創立会員であり元二科会会員です。愛媛県出身で、東京美術学校（現・東京芸術大学）の西洋画科を卒業しました。画伯の画業は、鮮やかな色彩と骨太の筆触を特徴とし、ユーモラスで幻想的な画風を築き上げています。1928年の第15回二科展で樗牛賞を受賞し、翌1929年の第16回二科展では二科賞を授与されるなど、その才能は幅広く認められました。

野間仁根「薔薇」油彩 4号
画面全体を埋め尽くす薔薇たちは、生命力に満ち溢れ、各々が独自の個性とエネルギーを放っています。この作品に用いられている赤、黄、白の強烈なカラーパレットは、野間仁根の特徴的な画風を如実に示しており、その骨太な筆遣いが花びら一つ一つに緊張感と動きを与えています。

背景の濃厚な赤は、薔薇の色彩をさらに際立たせ、視覚的なコントラストを生み出しており、それが作品全体に情熱的でドラマティックな雰囲気をもたらしています。画伯の作品に見られるユーモアと幻想的な要素が絶妙に融合され、観る者に強烈な印象を残すことでしょう。野間仁根画伯の絵画は、ただ美しいだけでなく、その背後にある豊かな感情やストーリーを感じさせる力を持っています。この薔薇の絵は、画伯の技術と感性が見事に結実した作品であり、洋画家としての足跡を色鮮やかに物語っています。真骨頂の薔薇図の名画です。