【真作】【WISH】梶田達二「富士順風(新海王丸)」油彩 10号 ◆黎明・富士と帆船航海図名画 　　〇帆船画巨匠 #24062797

1936-2011 愛知県生まれ、1948年 月刊「少年」掲載 小松崎茂に影響され挿絵画家への道を志す、1970年 海洋絵に興味を持ち油絵の世界に入る、鈴木政輝に出会う、絵具の使い方、筆のことを学び、いっそう精力的に帆船などの海洋画、SL、航空機を描き第一線で活動する、雑誌挿絵、プラモデルのパッケージを中心に航空機、SL、SF、『ウルトラマン』に代表される怪獣イラストなど幅広い分野で活躍し、晩年は帆船を描く海洋画家として知られる

梶田達二（1936-2011）は、愛知県生まれの著名な日本の画家です。彼は1948年に月刊「少年」に掲載された小松崎茂の作品に影響を受け、挿絵画家の道を志しました。1970年には海洋絵に興味を持ち、油絵の世界に入りました。鈴木政輝と出会い、絵具の使い方や筆の使い方を学び、帆船などの海洋画、SL、航空機を描くことに専念し、第一線で活動しました。

梶田達二「富士順風(新海王丸)」油彩 10号
本作品には、壮大な帆船「新海王丸」が青い海を進む様子が描かれています。白い帆を広げた新海王丸は、風を受けて力強く航行しており、その背景には美しい富士山がそびえ立っています。空は澄み渡り、淡いブルーからピンク色に変わるグラデーションが広がり、穏やかな時間の流れを感じさせます。

新海王丸の細部まで緻密に描かれており、船体やデッキ上の構造物、帆の質感などが非常にリアルに表現されています。帆が風を受けて膨らみ、帆船が前進するエネルギーが伝わってきます。背景の富士山は遠くに霞むように描かれており、日本の象徴としての存在感を放っています。山頂には雪が積もり、絵全体に荘厳な雰囲気を加えています。海は深い青色で描かれ、白い波頭がところどころに見えます。空は爽やかな青色から優しいピンク色に変わり、日の出や日の入りの美しさを連想させます。

順風のおかげで、帆船はスムーズに進み、富士山がその航路を見守っているかのようです。「新海王丸」は、日本の練習帆船であり、若い船員たちが航海技術を学ぶための象徴的な存在です。本作品は、観る者に爽やかな風と広がる景色の壮大さを感じさせ、心に残る印象を与えます。画伯の帆船画の名画です。