CARDAS カルダス Golden Reference Power Cord 特許技術=独自Technology満載
+新たな特許=Mached Propagation採用 信号伝搬速度の均一化 1,5m の出品です。
発売時期によって両端の端子やシュリンクチューブのデザイン、ケーブルに印字されている文字体などにバリエーションがありますが
当出品物は 最も後期型に属する、FURUTECH製のロジウム端子が採用されていた頃のモデルでございます
注意してほしい点として、当出品物は 珍しい部類に属する インレット側が 200V仕様の C-19型 が装着されていることで
カルダスと蜜月の関係である 米国の著名なアンプメーカー 「Jeff Roland(ジェフ ローランド)」の機器に適するような仕様として
特別に発売されていた背景がございますが、今回は 広く一般的に普及している 100V 仕様の機器に接続できるように変換コネクターをお付けいたします。
これで お手持ちの機器に即座に活用できますし、ジェフ ローランドなどに代表される 200V仕様のコネクターを装備している機種には
変換コネクターなしで、そのままご使用いただけるような形態を取りました。
この製品が登場していた頃には、我が国において件のPSE法が実施されようとしていたので
電源ケーブルを販売していたオーディオ業界やメーカー各位、末端の店舗まで騒然としておりました。
当出品物に採用された FURUTECH製のロジウム端子ですが、既にPSE法の認可を取得していた部材を使うことで
大手を振って国内での販売継続ができるようにとの努力した結果で、当時の輸入元の大場商事がカルダスに懇願して造られた
日本/国内仕様として誕生したわけですが、当のカルダスが 当時 採用していたプラグ/コネクターよりも
断然 高性能であることが認知されるようになってからは、インターナショナル版として格上げ?されたという逸話がございます。
これは、当時 併売されていた GOLDEN POWER CORD も同様に、この時期にFURUTECH製の
ロジウムプラグ/コネクターが採用されたので、ゴールデン パワー/ゴールデン リファレンス 共に
稀に こういったタイプを見かけるのは、そういう背景が存在していたのでございます。
1980年頃、ジョージ・カルダス氏によって米国で創業した「Cardas Audio」
ケーブルメーカーとしては 古参といってもいい、歴史と伝統ある会社でございます。
ハイエンドケーブルの御三家と呼ばれていた時代もある、老舗ブランドであり
ワールドワイドにビジネスを展開しており、世界的にも著名なメーカーとして知られております。
我が国でも熱烈なファンの方々が多いわけですが、「Golden」の名を冠した リファレンスシリーズ
この頃が絶頂期だったように思います。後年、CLEAR シリーズ(現行品)に刷新されましたが
嘗てのような、重厚で芳醇、旨味がギッシリと詰まった、豊かで熟成された あのテイストが薄れてしまったように感じます。
特に往年の支持者たちからは不評を買い、あの頃のオーラが失われつつあるのかなぁと少し寂しい気持ちです。
カルダスの手法は、数々の特許技術を柱にケーブル設計を行い、マテリアルは「銅」に一本化していることが挙げられます。
代名詞となるのは、古代から自然界に存在するとされる、黄金比率(Golden Ratio) "1,618.... : 1" をケーブル設計に用いて
その比からなる、それぞれ異なる素線の線径を採用する、独自のマルチゲージ構造で
悪影響を及ぼす導体の振動に起因する固有の共振や波動を、無効化するテクノロジーで最初の特許を取得しました。
同社のトレードマークである「オウムガイ」は、この黄金比 のことを指すのでございます。
カルダスは、この技術を導入した導体を「マルチプル・ストランド・コンダクター」と呼称し
愛好家からは「サイレント・コンダクター」=静粛な導体と評されております。
2つ目の特許は 「コンスタントQ」と呼ばれるもので、一層毎に 異なる線径の素線をスパイラル状に巻き
幾重にも重ね合わせるマルチゲージを発展させた手法で、もっとも内側には小さな線径の素線を配し
黄金比に基づき、順々に太い素線を重ねていくテクニックで、「クロスフィールド」と呼ばれる何層にも重ねる導体を
一層毎に90度の角度を付けてストランディングする製法で、あたかも横巻きのシールド線が互いにシールドし合う
独立した多層構造で、なかなか目にすることのない、CARDAS の独自性がいかんなく発揮されております。
採用する導体は 銅に拘っており、銀線やメッキなどは採用せず、上級機には自らが開発した銅材
「Cardas Copper」を用いて、更に一本一本 エナメルコートしたリッツ線として加工するなど
常に一貫した姿勢であることもアイデンティティーのひとつです。
このメーカーの造るケーブルは、反発力の強い 独特のプルプルした感触がありますが
内部にはテフロン素材の中空チューブを使った エアサスペンション構造を採用しているためで
線間容量に配慮した導体配列がなされており、且つ有害な振動をコントロールする狙いもあります。
Golden Reference/ Golden Presence/ Natural Reference から構成されるリファレンスシリーズ。
当ケーブルは、名声に胡座をかくことのない、カルダスの新たな一歩を示した、当時のフラッグシップであります。
カルダスの特許技術である 黄金比率(Golden Ratio) コンスタントQ (Constant Q)
クロスフィールド (Cross Field) など、自慢のテクノロジーを満載していることは当然で
加えて 新たな特許技術=Mached Propagation (各周波数帯における信号伝搬速度の均一化)も採用。
新たなテクノロジーが採用された 新機軸の機種で、元々 レコーディングスタジオなどの録音用途や再現用途に合致するように
徹底的に追求された、低キャパシタンス/低インダクタンスで設計されており、極力 固有のテイストを持たないように造られた背景があります。
標準的なケーブルの導体の伝播速度(信号が届く速度)は、表面近くは高く 中心において低くなります。
要するに導体の奥にいくほど、伝播速度が遅くなるとされております。
すなわち、高い周波数帯ほど伝搬速度が速く、逆に低い周波数帯ほど遅くなるため、この周波数帯の伝播速度の違いによって
信号の伝達が均一ではないため、音質に問題を発生させているという考え方です。
広範囲のインピーダンスに適合し、しかも長さによって音の変化が起こらない理想のケーブルを求める開発の結果
各周波数帯での信号伝達速度が一定なケーブル = ゴールデン リファレンスが生まれました。
当電源ケーブルの象徴的な外観である、インレット端子の根本にある大きなコブのようなものは
フィルタリング機能を受け持つ、恐らくフェライト素材であるようで、外来からのノイズ対策に苦心した様子が伺えます。
スパイラル巻きを2重に施したシールド層からのドレインワイヤーを巻き付けて、ここでキャンセルさせる構造のようでございます。
更に音楽信号である交流電流の特性 (表皮効果)の影響を回避するべく
導体の表面を覆うエナメルコートを、素線一本一本 丁寧に施したリッツ線としたことで
導体間の不規則な電気的迷走(ストランドジャンプ)にも配慮が行き届いております。
たくさんの中空チューブを使った、お得意のエアサスペンションも、もちろん搭載されており
線間容量を考え抜いた、独自の導体配列が採用され、電気的特性に優れているばかりではなく
耐振動性も万全と考えていいと思います。
絶縁体は、地上で空気に次ぐ 優れた比誘電率を誇ります テフロン絶縁。
コストに糸目をつけない海外勢は特に、挙って採用する 最高/最強性能の材質です。
判っているメーカーだけに、手抜きがなく、妥協のない製品かと存じます。
音の面でのカルダスらしさはそこそこですが、新たなテクノロジーを採用し
新たな一歩を踏み出した、チャレンジングな製品であったと思います。
使用に伴うスレやキズ、よごれなどがありますが、大きなダメージは見当たりませんでした。
他に見落としがあるかもしれませんが、画像を最大限 掲載致しましたので、ご参照ください。
外観の判断は個人差もありますし、受ける印象も様々だと思いますので
見た目を重視される方は、恐れ入りますが 入札をお控えくださいませ。
中古のオーディオ製品という観点からのご検討をお願い致します。
実に様々な方々がいらっしゃいますことから、誠に恐縮ですが
原則 ノークレーム・ノーリターン・ノーキャンセルでお願いしたいと思います。
ヤフネコ 宅急便にて、全国 送料無料 で お届けいたします。
包装・梱包は、リサイクル材を活用させていただきますので、ご了承願います。
なお、評価を希望されない方もいらっしゃいますことから
当方への評価を頂きました方に、折り返し 送信しております。
評価不要の方は、当方への評価も不要でございます。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。